宝物館の外形は重厚な二棟並び蔵造り風の本瓦葺、内部は現代的な収蔵庫と展示室になっている。
建物の名・青龍殿は「青龍山」の山号に因む。
収蔵の什宝物は211面を数える国重要文化財指定本堂障壁画、開基伊達政宗甲冑像、正室陽徳院像、歴代藩主画像、茶碗、書簡、歴代住職の墨跡、発掘調査にて出土した円福寺時代の遺物などで、約3万点にのぼる。

伊達政宗公甲冑像

文録2年(1593年)公27歳の雄姿を再現した等身大の木像。
公7回忌に婦人陽徳院の発願で制作された。
(宮城県指定文化財)
 

舎利・水晶舎利容器

舎利とは仏教の祖釈尊の入滅後、遺体が火葬に付され、遺骨が細かく分割されて信仰の対象となったものである。
(北条政子寄進)
 

陽徳院像

伊達政宗公の正室田村氏愛姫(1568から1653年)の落飾後の姿で、眉目秀麗と賞賛された夫人の面影をよく表している。
慶安3年(1650年)生前に制作された寿像。
 

法心・大覚・明極頂相

頂相は禅僧の肖像画である。
法心は円福寺開山、大覚は二世、明極は十世である。
大覚は中国四川省の人。執権北条時頼の帰依をうけ、鎌倉建長寺を開創した蘭溪道隆その人で、法心とは径山で共に無準の鉗鎚をうけた仲である。大覚以後、当山の住持は十世まで確実に大覚派の人脈辿りうる。
これらはいずれも白描風の堅い墨線で輪郭を描き、宋元画の影響下に製作された。
 

伊達政宗像

従三位権中納言に威儀を正した像。
賛は雲居希膺。政宗の遺言で画像は両目を備える。
 

伊達忠宗像

豪気闊達、勇武を好んだという忠宗の真容をよく伝えている。
 

禾目天目茶碗

禾目天目とは茶碗の表裏に厚くかけ流された天目釉が細やかな線を浮かび上がらせ、その線を米麦の穂の禾に見たてた天目形の茶碗である。
中国では兎毫盞という。
 

赤楽茶碗

陽徳院田村氏愛用と伝えるきわめて大振りな茶碗で、赤楽釉の発色がすばらしい。
 

御本茶碗

御本手は日本の手本に基づいて、朝鮮で焼成された種類である。
これは極めて大振りな馬上杯形で、銘は口縁の一ヶ所が切り合わされ、それが嘴の食い違う鳥イスカに由来している。
忠宗から寄進された。
 

奉納大脇差


 

ギヤマン燭台


 

火鈴


 

襖餝金具類